小笠原で出会える!「ホエールウォッチング」で鯨を撮影しよう

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1:クジラを知ろう!

小笠原近海には二種類のクジラが遊びに来ます。マッコウクジラとザトウクジラです。
マッコウクジラは沖合10kmから30kmの海域に生息し、潜水が得意です。
秋に小笠原近海に来ます。深海1000m以上を潜り、餌を食べて生活しています。
とても大きく、潜水艦みたいな身体が特徴です。
ザトウクジラは小笠原を繁殖海域にしているクジラです。
このページではザトウクジラについて紹介します。

2:ザトウクジラってどんなクジラ?

ザトウクジラはクジラ目ヒゲクジラ亜目ナガスクジラ科に属するヒゲクジラの一種です。
標準的な個体は体長11〜16m、体重30tほどの中型クジラですが、まれに40tクラスの大きな個体もいます。
ザトウクジラは地域ごとに集団で移動と生活をします。
北半球にも南半球にもいますが、夏は北極もしくは南極で活動し、冬は赤道の手前、北半球ならハワイ、沖縄、小笠原といった温暖な海域に移動して出産と子育てをします。
そして春になるとまた北極または南極に戻るという回遊生活を送っています。

3:クジラのアクションについて

クジラは海面で様々なアクションをします。
では、どんな行動をするのか紹介します。

■ブロー (Blow)
クジラの息継ぎです。潮を吹いているように見えます。
ホエールウォッチングをするときはまずブローを探します。

■ペダンクルアーチ (Peduncle Arch)
クジラの潜水前の行動で、ブローに続いて背中をアーチ状に曲げながら潜水しようとしています。

■フルークアップ/フルークダウン (Fluke Up / Fluke Down)
ブローが終わり、潜水しようする時のポーズをフルークといいます。
クジラが尾ヒレの裏側の模様を見せながら潜るときの行動を「フルークアップ」、見せないで潜る時の行動を「フルークダウン」と言います。

■ぺックスラップ (Pec Slap)
クジラが身体を横向きにして、胸ビレを水面に叩きつけているときの呼び方を「ペックスラップ」といいます。

■フリッパーフロップ (Flipper Flopping)
身体を仰向けにして、両ビレを水面に叩きつけた後、空中に上げてヒラヒラさせているときの呼び方を「フリッパーフロップ」といいます。

■スパイホップ (Spy Hop)
海での位置を確認するために、水中に垂直に立つ行動です。

■テールスラップ (Tail Slap)
尾ヒレを高く持ち上げて、激しく水面にたたきつけます。水面下から水面上に尾ヒレを持ち上げたりします。見た目がとても迫力のあるアクションです。

■ペダンクルスラップ (Peduncle Slap)
テールスラップは尾ヒレの上下の運動ですが、ペダングルスラップは尾ヒレの上下左右の運動です。

■ブリーチング (Breach)
クジラのジャンプです。なぜクジラがブリーチングするのかはわかっていません。「身体の寄生虫を落とすため」「求愛行動」「威嚇のため」などの説があります。

4:クジラを撮影するのにベストなカメラとレンズは?

クジラを撮影するなら、デジタル一眼レフカメラと望遠レンズが必要です。
クジラの生態を守りつつ、観察をするためにクジラを発見したらある一定の距離以上は近づけないというルールがあります。
そのため、ホエールウォッチングをする観光船はクジラを発見すると離れて停止します。
そのため、100mm-300mmないし、100-400mmの防戦ズームレンズがあると撮影しやすいです。
また、クジラは動きが速く、ジャンプなど一瞬で終わります。
ですから、焦点を合わせるのが早い、ある程度高機能なデジタル一眼レフカメラを使うことをお勧めします。

5:ザトウクジラ観察のベストシーズンは?

ザトウクジラを観るのにベストのシーズンは2月から3月にかけてです。
普段は北の海で生活していますが、1月から4月になると出産と子育てのために小笠原近海にやってきます。
もっともクジラの頭数が増えるのは2月3月で、その時期になると父島の二見港を出たすぐの場所でもクジラに会えます。
ザトウクジラと会えるかどうかは半ば運なので、幸運に恵まれるといいですね。
もし、ホエールウォッチングをしたかったら小笠原にぜひ行ってみてくださいね!

ABOUTこの記事をかいた人

1976年生まれ。写真家&文筆家。幼少期に虐待を経験後、中学で不登校に。20歳通信制高校へ進学+22歳法政大学へ入学。25歳で躁うつ病を発病後、フリーランスカメラマンに。2010年キヤノン写真新世紀佳作受賞。2013年小笠原諸島移住中にスイスで写真展を開催。2016年鎌倉に移住。2019年小笠原&鎌倉の多拠点居住を開始。